徒然なるPTの健康お金育児ノート

理学療法士をしています。育児、健康、お金に関する情報をノートがてら記録していきます。

子どもの「コーディネーション能力」を伸ばす!パパママに知ってほしい7つの力

今回は、子どもの発達に欠かせない「コーディネーション能力」について、パパママ向けにわかりやすく解説します。この能力を育むことで、子どもたちは運動が得意になるだけでなく、ケガを防ぐ力や集中力も高まります。日常生活や遊びを通じて楽しく伸ばせる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

 

コーディネーション能力とは?

 

「コーディネーション能力」とは、体をスムーズに動かすための7つの能力の総称です。これらの力は運動だけでなく、日常生活や勉強にも大きく影響します。それでは7つの力について、順に見ていきましょう。

 

1. バランス能力

説明:体のバランスを保つ力です。転倒を防ぎ、安定した動きを可能にします。

遊び例:片足立ちや平均台の上を歩く遊びがおすすめ。簡単なものから挑戦しましょう!

 

2. リズム能力

説明:動きをリズミカルに調整する力です。ダンスや音楽と合わせて動く際に必要です。

遊び例:音楽に合わせて手拍子をしたり、スキップをしてみましょう。リズム遊びは親子で楽しめます!

 

3. 反応能力

説明:周囲の変化に素早く反応する力です。例えば、ボールが飛んできたときにキャッチする力がこれに当たります。

遊び例:「だるまさんが転んだ」や鬼ごっこなど、反射的に動く遊びがぴったり。

 

4. 連結能力

説明:体の各部分をスムーズに連動させる力です。走ったり、跳んだりする動作に重要です。

遊び例:縄跳びやフラフープで、全身を使った運動を取り入れましょう。

 

5. 定位能力

説明:空間での体の位置を把握する力です。ボール遊びやスポーツの基本となります。

遊び例:ボールを投げたりキャッチしたりする練習がおすすめ。徐々に距離を伸ばしてみてください。

 

6. 変換能力

説明:動作をすばやく切り替える力です。方向転換や素早い対応が求められるスポーツで役立ちます。

遊び例:「色鬼」や「しっぽ取り」など、動きが変わる遊びが最適です。

 

7. 分化能力

説明:力の加減や速度を調整する力です。例えば、ゆっくりボールを転がすときに必要です。

遊び例:ボールを転がして目標に当てるゲームや、水を使った遊び(ペットボトルに水を注ぐなど)で楽しめます。

 

なぜコーディネーション能力が重要なの?

 

これらの能力をバランスよく伸ばすことで、子どもたちは運動を楽しみやすくなり、ケガを防ぎやすくなります。また、運動神経だけでなく、集中力や自己肯定感の向上にもつながると言われています。

 

家庭でできる!コーディネーション能力を高める工夫

 

1. 日常生活に遊びを取り入れる

 

「歩きながらバランスゲーム」や「リズムに合わせて手拍子」など、ちょっとした工夫で十分です。

 

2. 親子で一緒に楽しむ

 

子どもは親の関わりがあるとよりやる気が出ます。一緒に遊ぶ時間を大切にしましょう。

 

3. ルールを簡単にする

 

子どもの年齢や発達に合わせて難易度を調整し、「楽しい!」と思える体験を増やすのがポイントです。

 

おわりに

 

コーディネーション能力は、特別なトレーニングではなく、日常生活や遊びの中で自然に育むことができます。今回ご紹介した遊びや方法を試しながら、親子で楽しい時間を過ごしてください!

また今後各能力のついての解説や遊び方、運動の仕方など紹介できたらとおもいます。